2010年6月8日火曜日

完黙   永瀬 隼介

短編だけどそれぞれがぶっとい作品。
話題の作品だけあって、読み応えは十二分。
それぞれの登場人物が長編の主役になれるくらいいいキャラ。

警察小説としては久しぶりのヒットかも。
今度はこの手の長編で是非を問いたいくらい。


内容紹介
警察組織の底辺で奔走する刑事たちのざわついた日常――
定年間近のハコ番巡査部長の警察人生最後の大勝負、アルコール依存症のために飛ばされた元捜一エリートの雪辱、憧れの仕事につき初めての捜査に意気込む新米女刑事への洗礼、身柄を拘束した女にひとめぼれをした刑事の大胆な賭け、警視庁の窓際警部補が家族のために行った単独捜査――闘う刑事たちの感情の揺れや昂ぶりを緻密な筆致で描く五編。ノンフィクションライターとしても活躍する著者による警察小説の真骨頂。


0 件のコメント: