2011年1月22日土曜日

片耳うさぎ 大崎 梢

すっげー怖い話でもないし、ほのぼのした話でもない。

ちょうどその中間をうまい具合に突き抜けた中学生でも読める
ミステリー。
ただ、その中学生、ってのがポイントで大人にはどっちかに
思いっきりぶれて欲しい気がする。

推理を楽しむより、空気感を楽しんで読んでください。

内容(「BOOK」データベースより)
あっちもこっちも謎だらけだけど、私、思うのよ。これら全部がすべてきれいにつながる瞬間があるんじゃないかって。蔵波奈都は小学六年生。引っ越してきた父の実家は、古くて大きなお屋敷で、どうしても馴染めない。しかも、このお屋敷には不吉な言い伝えがあるというのだ。弱った奈都が頼ったのは、ひとりの謎めいた女子中学生だった…。優しい読後感が嬉しい、傑作ミステリー長編。


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