2012年2月15日水曜日

ふがいない僕は空を見た 窪 美澄

内容がものすごいぐちゃぐちゃしている割には気持ち悪いこともなく
サクサク読んでしまったのは筆力が高いせいかと。

またこの流れと文体はどこかで見たような、、と思ったら桜庭先生に近いかも。
いろんな要素や見せ方が連作形式で流れていくので、飽きることなく
最後まで一気読みの作品。
デビューでこれはすごいなあと。

内容(「BOOK」データベースより)
これって性欲?でも、それだけじゃないはず。高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、彼らの生きかたまでも変えていく。第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞、嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動をまばゆくさらけだすデビュー作。

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