有川先生のデビュー作、やっと読みました。
そして、不満点なし、満点です。
不条理の世界の中でいろんなエピソードがあり、それらが有機的に結びついている。
元々は冒頭も一遍が大賞を撮ったようだが、それを加筆して、さらに
ハードカバーとして出版するためにエピソードを増やしたらしい。
(最後に出版までの道のりを作者が語っているので、是非一読を)
なんで、ちょっと強引というか、「そうきたかあ」みたいな話も
あるけど、オチは見事。
有川先生の小説が好きな人にはまったくもんだいなし。
それ以外の人も是非
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出版社 / 著者からの内容紹介
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた……。
第10回電撃大賞<大賞>受賞作にて有川浩のデビュー作でもある『塩の街』が、本編大幅改稿、番外編短編四篇を加えた大ボリュームでハードカバー単行本として刊行される。
2009年4月8日水曜日
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