2010年4月30日金曜日

呪眼連鎖 桂修司

さすがこのミス。
ただ、これは何度も書き直したらしいけど、その甲斐あって非常に読み応えがある作品と展開には
なっている。ただ、、、残念なことにオチというか最終話的なところで今ひとつの肩透かし。

オチが今ひとつすっきりしないのと、この流れでなぜ呪いが、、みたいな感じ。
途中から作者や編集者もどうまとめていいか分からなくなったのか。。
ただ、アイヌ時代や刑務所などの過去の話は面白い。

内容(「BOOK」データベースより)
受刑者の自殺が相次いだ北海道・北見刑務所。自殺を不審に思った遺族から調査依頼を受けた弁護士の伊崎晋介は、独房を視察中に意識を失ってしまう。原因の分らぬまま逃げるように東京に戻った伊崎の右眼には、不思議な影が浮かび上がるようになっていた。鎖で繋がれた死体、サーベルを持った男、眼に映る黒い影…。現代と過去がリンクし、伊崎たちに“呪い”が猛威を振るい始める。事件のカギは、明治維新後の北海道開拓の歴史にあった。第6回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。

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