2011年7月7日木曜日

儚い羊たちの祝宴 米澤 穂信

すっごい奇妙な連作。
といいつつ、どっかで記憶が、、と思ったら1年前に読んでいました。
そのときと評価は変わらず、2回目でも楽しく読み進められました。

どっカーンとした深さはないけど、短編ながらも後引く感覚がある作品です。


内容(「BOOK」データベースより)
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。



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