2013年5月27日月曜日

夜想 貫井 徳郎

テーマも登場人物も魅力で、途中までいい感じなんだけど
半分くらいから、気のせいか作者が書き悩んでいるのが
透けて見える。

どっちの方向にいこうとしているのかわからず結果中途半端で
終わった。
宗教か男女か、どっちかにぶれてくれないと、、すっきりしたくて
小説を詠む人にはつらい。



内容紹介
事故で妻と娘を失い、毎日を惰性で生きる雪籐(ゆきとう)。ある日落とした定期を拾ってくれた若い女性に、雪籐は胸を衝かれた。彼女は涙を流し「あんまりかわいそうなので、つい……」と言ったのだ。その女子大生・天美遙は、物に触れるとそこに籠もった“思い”を読み取る不思議な能力を持っていた。悩む人の相談にのる彼女の力をもっと広く役立てようと、雪籐は仕事をやめ、会をつくるが…これは新興宗教の誕生なのか? 魂の救済を描く、圧巻の感動巨編。


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